R6事業計画 基本方針

1.公衆の安全に寄与する公益事業としての屋外広告物点検技能講習の実施

経年劣化による広告物の安全性確保への対応策として当会が(公社)日本サイン協会と共同開催する点検技能講習は、昨年12月までに193回にわたり開催、平成28年12月開始以来の修了者は8,055名となった。講習内容の均質化とレベルアップに留意し、効率的な運営に努める。修了後5年を経過した資格者に対する更新講習も引続き実施する。

2.建設キャリアップシステムにおける能力評価実施団体としての参画

国土交通省が推進する建設キャリアップシステムにおける、能力評価実施団体として屋外広告業に従事する技能者の能力評価を行うため、屋外広告業に関する登録基幹技能者講習実施機関への登録に向け準備する。 

3.屋外広告士試験の実施による知識の認定とサインズ誌発行による情報提供の推進

安全な屋外広告物の製作・施工に関する知識の普及の側面から屋外広告士試験を適正に実施するとともに、良好な都市景観への寄与についてもサインズ誌の発行を通じ情報提供を行うなど公益事業を引き続き推進する。

4.ものづくり関連事業の推進

当業界の製作技能である広告美術職種技能検定においては、ペイント仕上げ作業の価値を再評価し、同作業の3級創設に向け関係省庁との調整に臨む。

5.各種事業による会員企業のサポート

保険事業においては、点検担当者の瑕疵を担保する点検保険を標準化し組合員からのニーズに応えるとともに、共益事業である保険事業や会員向け事業を通じて会員団体に所属する組合員へのサポートを充実する。

6.保険代理店部門の運営

当会内に設立した保険代理店部門により、業界向け保険の開発・販売などの保険業務を推進する。 

7.持続的な財政基盤の確立

屋外広告物を取り巻く社会の動向を見極め、事業活動に取り入れる事で、公益目的支出計画を遂行しつつ公益以外の事業において利益確保に努め、持続可能な財政運営の確立を目指す。