熟練技能士たちが真の日本一を競う競技大会
技能グランプリは、熟練技能士たちが年齢に関係なく、技能の日本一を競い合う大会です。
出場する選手は、特級・1級・単一等級の技能検定に合格した技能士です。
競技種目は約30職種にわたり、屋外広告業界では広告美術職種の「ペイント仕上げ」「粘着シート仕上げ」の2種目が行われています。
大会の優勝者には、内閣総理大臣賞や厚生労働大臣賞などが授与されます。

粘着シートで光のサインを作る
粘着シートは表面に色、裏面に糊を備えたシール状の素材で、文字や図柄を切り抜いて貼る手法として普及しました。現在は透明色を含む多彩な色が揃い、デザイン表現の幅が広がってます。実際の現場ではカッティングプロッタによる作業が主流ですが、技能グランプリでは手切りで仕上げます。
細部まで正確に切り抜くカッティング技術と、光を活かした表現が作品の魅力となっています。

ポイント
競技時間は1日目が7時間、2日目が3時間の計10時間です。主に以下の条件が指定されています。
①課題のテーマに沿った図柄をデザインする
②オリジナルのロゴをデザインする
③図柄の内容を説明する20～40字のコピーを入れる
④広告美術職種用のオリジナルロゴマークを指定位置にレイアウトする
⑤申請にもとづき支給されたシートを効果的に使用する